Mano a Manoでは、店主こだわりのハンドドリップコーヒーの他にも、甘い練乳がたっぷり入ったベトナムコーヒーも提供しています。ベトナムコーヒーを初めて見る方は、予想以上の練乳の量にびっくりするかもしれません。ですが、練乳ならではの甘みと濃厚さに、一度飲んだら虜になってしまうファンの方も多いドリンクです。
ベトナムはフランス植民地支配の影響を受け、コーヒー文化が発展しました。コーヒーの苦味を和らげ、甘みを加えるために練乳が使われるようになったと考えられています。ベトナムでは牛乳は高価な食材であり、牛乳よりも手頃な価格で購入できる練乳でコーヒーの味を調整するようになったのだとか。練乳は牛乳よりも保存が効きやすいため、コーヒー店や屋台などでも多く使用されています。
そして、ベトナムの気候は湿度が高く、暑いことが多いため、氷を入れても味が薄くならない甘くて濃厚なベトナムコーヒーが好まれました。練乳は甘くて濃厚な味わいをもたらし、コーヒーに飽きの来ない特徴的な味わいを生み出します。
文化的、気候的、経済的な理由が絡み合って生まれた、練乳たっぷりのベトナムコーヒー。独自の味わいと風味を生み出すベトナムコーヒーを、こだわりのバインミーと一緒に味わってみませんか？